みなさんこんにちは。ひやまんです。
一生に一度はやってみたい世界一周旅行ですが、飛行機メインで行くなら世界一周航空券を利用するのが大変オトクです。
ルートや搭乗回数によりますがほぼ確実に半額以下になりますので、特にビジネスクラスやファーストクラスで回りたい方には大変おすすめです。
今回はワンワールドで世界一周航空券を発券する場合にJALカードプラチナを使用するとJALマイルが爆速で貯まるというお話です。
ちなみにビジネスクラスで回る場合、フライトで得られるマイルと合わせて1回で最低でも5万マイルは獲得できます。
5万マイルあれば中国・台湾は往復ビジネスの特典航空券が発券できますし、エコノミーで良ければニューヨークの往復が可能です。
世界一周航空券とは
世界一周航空券と聞くと
1枚の航空券で、これを見せたらどの飛行機にも乗れちゃうみたいな夢のチケットかな？
と想像するかもしれませんが、実際には1枚の万能な航空券というわけではありません。
具体的には世界を一周するようにルートを決めて、そのルートを回るために必要な航空券のセットを世界一周航空券と呼んでいます。なので普通の航空券が一括して手元にあるようなイメージです。
普通の航空券を買うのと違うのは、全ルートを通して出発地から東廻り、もしくは西廻りのどちらかで太平洋と大西洋を必ず1回横断しないといけないという点です。
そのため途中で日本に戻ったりアメリカとヨーロッパを行ったり来たりなんてことはできませんが、価格はかなりお得です。また、格安航空券と違ってマイルもちゃんと貯まります。
世界一周航空券の販売元
世界一周航空券はその性質上複数の航空会社のチケットが含まれることになります。そのため一つの航空会社が販売しているわけではなく、航空会社のアライアンスごとに販売しています。スターアライアンス、ワンワールド、スカイチームなどが有名です。
各アライアンスによって金額の算出方式や、最少降機回数、最大区間、最短日数などのルールが異なります。
世界一周航空券のルール例（ワンワールド）
JALやアメリカン航空、ブリティッシュエア、カンタス航空などが加盟しているアライアンスです。
スターアライアンスに比べると加盟航空会社数は少ないですが、カタール航空やロイヤル・ヨルダン航空（2024年にはオマーン航空が加盟予定）で中東方面を、カンタス航空でオーストラリアをカバーしているため該当する地域への旅行に強みがあります。
ワンワールドはoneworld エクスプローラーという大陸ベースの運賃を用意しています。
oneworld エクスプローラーは移動距離は無関係で訪問する大陸数に応じて値段が変動するプランです。
大陸はアジア・欧州（＋中東）・アフリカ・北米・南米・オセアニア6つに分かれています。
例えば日本出発の際は少なくとも北米→欧州→アジアの3大陸を移動するということになります。
旅行開始日からの最低旅行日数の制限はありませんが（最長は1年）、途中降機が2回以上必要です。
航空券は16区間以内（乗り継ぎ含む）にする必要があります。また、各大陸ごとのフライトは4回まで（北アメリカのみ6回）と制限があります。
その他
グローバル・エクスプローラーという距離ベースの運賃もありますが、ビジネスクラスやファーストクラスの自由度が低かったりするうえに1大陸4フライトまでとoneworld エクスプローラーと同じ制限もあるので使い勝手が若干悪いです。
ただし使える航空会社がちょっとだけ増えます（ジェットスターなど）。
諸々について世界一周堂さんに詳しい情報が載っていますので、こちらをご参照すると良いかと思います。
JALカードでマイル獲得を加速
JALカードはその名の通りJALが発行しているクレジットカードです。
カード決済金額に応じてJALマイルが溜まります（100円=0.5~4マイル）。
普通カード・CLUB-Aカード・CLUB-Aゴールドカード・プラチナカードの4種類あり、ランクに応じて各種特典がありますが、ここではマイル獲得に関係ある部分についてご紹介します。
JALカードの詳細は下記公式サイトをご参照ください。
ショッピングマイル・プレミアム+JALカード特約店で2%JALマイル還元
一番還元率の低い通常カードの場合は200円につき1JALマイル（還元率0.5%）ですが、ショッピングマイル・プレミアムへの加入と特約店の利用で100円につき2JALマイル（還元率2%）まで上げることが可能です。
ショッピングマイル・プレミアム
ショッピングマイル・プレミアムは通常200円で1JALマイル還元のところ、100円で1JALマイル還元とするサービスです。
普通カードとCLUB-Aカードは年会費が4,950円（税込、2024年1月現在）かかりますが、CLUB-Aゴールドとプラチナは年会費に含まれているため追加で年会費を支払う必要はありません。
詳細については公式サイトをご確認ください。
JALカード特約店
JALカードには多数の特約店があり、特約店でJALカードを利用した場合獲得できるJALマイルが2倍になります。
ショッピングマイル・プレミアムに加入した上で特約店を利用すると、100円につき2マイル獲得できます。
重要なポイントとしてはJAL航空券購入もこの特約店に入っているということです。
特約店の詳細については下記の公式サイトをご確認ください。
プラチナカードのアドオンマイルで獲得マイルはさらに倍
アドオンマイルは対象商品の購入でショッピングマイルに加えてさらにマイルがたまるサービスです。
100円につき追加で2マイル獲得することができます。
そのためショッピングマイル・プレミアムに加入した上で特約店にて対象商品を購入した場合は100円につき4マイル獲得することができるようになります。
対象商品には航空券が含まれるため、JALグループの航空券を購入すると支払金額の4%分のJALマイルを。
アドオンマイルはJAL（JCB/Amex）カードプラチナのみが対象（CLUB-AゴールドカードAmexも対象だが、その場合のアドオンマイルは100円につき1マイル）です。
そのためアドオンマイルを効率よく獲得するためにはJAL（JCB/Amex）プラチナカードが必須となります。
実は世界一周航空券をJALカードプラチナで購入するとアドオンマイルも貰える
oneworld エクスプローラーで旅行する場合、複数の航空会社が絡んでくる訳ですし、JAL便に乗ってもせいぜい最初（出発）と最後（帰国）ぐらいだろうし、普通に考えるとショッピングマイル・プレミアム分の1%程度しか手に入らなさそうな気がします。
しかし色々条件を確認していくと実は全体通してアドオンマイルも含めた4%の還元を受けられることがわかります。
oneworld エクスプローラーのチケットは第一便の航空会社で購入する
oneworldエクスプローラーのチケットは、世界一周ルートを専用のサイトで構築・予約することができるのですがサイト上で購入ができないというなんとも不思議な作りになっています。
ではどうやって購入するかというと第一便の航空会社で購入・発券することになります。
JALのサイトにも記載がありますが、第一区間がJL便の場合はJALで支払いが可能です。
オンラインでは受け付けていないので基本的には電話する必要があります。
※2024年1月現在、試しに予約までやってみたらどうやらカンタス経由であればオンラインで支払いができる模様です。
どうしても電話したくないという方はご活用をご検討ください。
電話窓口の国際線購入はアドオンマイルが付与される
oneworldエクスプローラーの第一区間にJAL便を選ぶとそのチケットはJALに電話して購入する必要があることがわかりました。
そしてこの電話申し込みによる航空券の購入はJALカード特約店でありアドオンマイル付与の対象となっています。JALのサイトにも明記されています。
第一区間をJAL便にしてJALカードプラチナで支払えば4％マイル還元が受けられる
というわけで下記の条件を守れば世界一周航空券の支払いで大量のJALマイルを獲得することができるわけです。
実際に取得できるJALマイルはどの程度か
アドオンマイルで4％JALマイルで還元されることがわかりましたが、フライトによってもマイルを獲得することが可能です。
というわけで実際にはどの程度マイルが獲得できるかをシミュレートしてみます。
シミュレーション条件
以下の条件で考えてみます。
理由としては、ビジネスクラスが一番コスパが良さそう＆フライトの枠が多くてチケットを取りやすいということです。
ルートに関してはおそらく一番短いルートなので、最低でもこの程度マイルを稼げるだろうという目安として考えやすいからです。
獲得できるマイルは55,269マイル
上記の条件で計算すると、55,269マイル獲得できます。
エコノミーで良ければ特典航空券で往復できますね。
ちなみに以降で計算していますが、このうちJALカードプラチナで34,762マイル稼いでいます。JALカードゴールドの場合はアドオンマイルが無いのでこの半分の17,381マイルになるのでその効果の程がわかりますね。
以下計算手順。
世界一周航空券の支払いで獲得できるマイル
北米・欧州・アジアの3大陸をビジネスクラスに搭乗するので、チケット代（656,300円）＋税金などの諸費用（212,770円）で合計は869,070円となります。
諸費用の詳細はこちら。半分くらいサーチャージですね。
フライト数が増えていくとここも増えていきます。
こちらをJALカードプラチナで支払うと、4％のマイルが獲得できるので34,762マイル獲得できます。
フライトマイル
続いてフライトで得られるマイルを確認します。
詳細はワンワールドが発行しているこちらの資料（Booking Codes欄）を参照してもらえればと思いますが、ビジネスクラスの場合基本的にブッキングクラスはDになります。
ブッキングクラスによるマイル積算率についてはJAL便の場合こちら、提携航空会社便の場合はこちらから参照できますが、どちらも区間マイルの125％付与となっています。
東京発区間マイル数はこちらから確認できます。それ以外はちょっと面倒くさいですがこちらで確認できます。
結果は以下の通りで区間マイルの合計は16,406マイルとなります。
125％付与なので、最終的に20,507マイル獲得できます。
というわけでJALカードでの支払いと合算して55,269マイル獲得が可能です。
【参考】他のクラスなら？
詳細は省きますが、同じルートをエコノミーなら28,079マイル、ファーストクラスなら73,283マイル獲得できます。
【参考】アドオンマイル以外のメリットも
今回はJALカードプラチナで獲得できるアドオンマイルがかなりお得というお話ですが、それ以外にも以下のようなメリットがあります
ビジネスクラスで世界一周する場合、そこまでプライオリティパスはあまり必要ではないかもしれませんが、道中ワンワールド以外の航空会社を利用する場合などには助かります。
海外旅行保険は、特にJCBの場合傷害治療・疾病治療の上限が2000万円と高額です。
正直なところ確率を考えると死亡傷害保険1億円よりも怪我や病気で病院に行くときの保証が厚いほうが重要なのでこれはかなり心強く感じます。
最後にコンシェルジュサービスですが、JALカードプラチナの年会費（2024年現在34,100円、税込み）で使えるのは破格です。
日本国内でも海外でも通話料無料の電話一本でレストランの予約や事故対応の相談、病院の手配など行ってくれるので旅行中はかなり重宝します。
とまあこんな感じでして、若干3万円超えの年会費に躊躇してしまうかもしれませんが、JALマイルの獲得量がアップする以外にも、旅行中の快適さをコスパよくアップさせることができるので、世界一周旅行のお供として十分に検討の価値があります。
ちなみにJGC修行をする場合にも大変役に立ちます。
まとめ
ワンワールドで世界一周するならJALカードプラチナを作ったほうがマイル的に大変お得だというお話についてご紹介しました。
ビジネスクラスで発券する場合は全体で約5万マイル獲得できますが、内JALカードプラチナだけで3万マイルと半分以上を締めているため大変オトクにマイルを貯められることがわかりました。
みなさまもワンワールドで世界一周される際には、お供としてJALカードプラチナをお持ちになってはいかがでしょうか。
でわでわ。ごきげんよう！
コメント