【リスボン】世界遺産シントラとロカ岬へ行ってきました【世界一周旅行】

みなさんこんにちは。ひやまんです。

リスボンというとバイシャ地区やカイス・ド・ソドレ周辺などで歴史的建造物や街歩きを楽しむというのがメインの観光になるかと思います。

ひやまんはそういうのも好きですが、どちらかというと岬の端っことかそういうところに行きたいタイプの人間です。

実はポルトガルにはユーラシア大陸最西端のロカ岬があり、リスボンから電車とバスを乗り継いで日帰りで訪れることが可能です。ついでに街全体が世界遺産に登録されているシントラによることもできてしまいます。

というわけで今回はシントラとロカ岬に行ってきたのでご紹介します。

両方含めてリスボンから日帰りで観光に行けますが、シントラが広く坂が多いので結構疲れました。

2022年9月に訪問しました。

【参考】世界一周旅行ルート

今回の世界一周旅行は下記のルートで実施しました。

国	都市	見どころ
日本	羽田
カナダ	バンクーバー	グロースマウンテン
	イエローナイフ	オーロラ
	トロント	ナイアガラの滝
スペイン	マドリッド	王宮、トレド
ポルトガル	リスボン	シントラ、ロカ岬	←イマココ
	ポルト	本屋、エッグタルト
スイス	ジュネーブ	噴水、チーズフォンデュ
トルコ	イスタンブール	グランドバザール
タイ	バンコク	エメラルド寺院
日本	羽田

移動はスターアライアンスの世界一周航空券を使用しました。

詳細についてはこちらをご参照ください。

世界一周旅行してみての学び等についてはこちら。

世界遺産シントラ・ロカ岬

ロカ岬はリスボンからシントラを経由して、電車とバスを使用して片道2時間程度で移動できるので、シントラ観光を含めて日帰り観光が可能です。

ただしシントラはかなり見どころがあるので、シントラ観光ですべてを見るのは大変だと思われます。

日本でいうと東京～名古屋くらいの距離感で、位置関係は下図のとおりです。

シントラ

シントラは1995年に「シントラの文化的景観」として、宮殿群や城跡を含む文化財がユネスコの世界文化遺産として登録されています。

主にはシントラ宮殿やペーナ宮殿、レガイラ宮殿などが登録されていて、どれも観光地として大人気です。

リスボンからはリスボン近郊鉄道シントラ線を使用して約40分で到着できます。

ロカ岬

ロカ岬はユーラシア大陸最西端の岬です。シントラからバスが出ており1時間弱で到着できます。

ポルトガルの詩人ルイス・デ・カモンイスが「ここに地終わり海始まる（Onde a terra se acaba e o mar começa）」と表現しており、この詩が刻まれた石碑がおいてあります。

また、岬の近くにある売店ではユーラシア大陸最西端到達の証明書（有料）を発行してもらうことができます。

リスボン～シントラ～ロカ岬の移動手段

リスボン～シントラ～ロカ岬の移動はシントラ周遊パス(Bihete Train & Bus)を使用しました。

シントラ周遊パスには以下が含まれます。これ一つでシントラ・ロカ岬観光の移動に必要なものがすべて含まれています。

シントラ周遊パスはRossio駅2階の受付で購入することができます。価格は18EURくらいでした。当日券しか販売していないようです。

リスボンのSuica的カードであるviva viagemカードで渡されます（価格にカード代込）。このカードは電車やバスでSuicaのようにタッチアンドゴーで使えます。

チケット販売のところでは英語が通じるので、

とか言えば買えます。

後述しますが、シントラへはこのカードを購入するRossio駅から電車で移動が可能です。ロカ岬へはシントラからバス（403番）が出ています。

シントラ観光

ロカ岬に行くためにはシントラにも寄ることになるのでついでに観光していきます。

シントラまで移動

リスボン～シントラ間はRossio駅から直通電車が出ています。Rossio駅が始発でシントラが終点なので乗ってしまえばシントラまでそのまま移動できます。

駅に入ると2階に上がるエスカレーターに乗ってチケットカウンターに移動し、前出のシントラ周遊パス(Bihete Train & Bus)を購入します。

事前調査だと朝8時から30分間隔で出ているとのことでしたが、2022年9月時点ではコロナの影響もあったのか1時間間隔でした。

ただまあ必ずしも時間通りに発車するわけでもないようで、9:05くらいにチケット購入して、もう電車出ただろうし次のに乗るかと思っていたらまだ発車していなくて走って乗ろうとしたら目の前で発車したのはいい思い出です。

プラットフォームはこんな雰囲気です。床がタイル張りでとてもポルトガル感があります。

プラットフォームの端の方まで行くと線路とトンネルがいい感じです。

乗車して移動中の車窓の景色。落書きが有るのはヨーロッパだししょうがない。

シントラ駅到着。こざっぱりとしていてきれいな駅でした。

シントラ周遊バス（434番）でペーナ宮殿へ移動

シントラ駅に到着したら最優先で434番のバスに乗ってペーナ宮殿へ移動します。

変なところから出てしまったため若干バス停の位置がわかりにくかったのですが、駅の西側（電車進行方向の右手）の通りにバス停が有ります。

時間によりますが10時半ごろに到着だとこんな感じで人が大量に並んでいるのですぐに分かるかと思います。

バスに乗るときに支払いが必要ですが、Rossio駅で購入したTrain & Busカードがあれば無料で乗車できます。

ちなみにバスの特定の座席には充電用と思われるUSBの口が付いてました。充電できるかは未確認です。

ペーナ宮殿

ペーナ宮殿前に到着です。入場前にチケットを購入する必要があります。

自販機でも買えるみたいですがあまり自販機の評判がよろしくなかったので対面で購入しました。行列ができていましたが10分ほどで購入できました。このとき時間は10:40あたり。

お値段はお一人14EUR（約2000円）。宮殿の中に入るのは時間制になっているため、チケットには入場可能となる時刻が刻印されています。

中に入ると宮殿までは坂道が続いています。有料のバスに乗って頂上を目指すことも可能ですが、歩いても10分くらいなのでこのときは歩きました。

宮殿付近に到着。11時の入場行列ができていました。結局11:20くらいに入場できたのですが、その頃には最後尾が見えないくらい長蛇の列になっていました。早く来たほうが良いというのは本当のようです。

宮殿内はこんな感じです。外壁は色使いとか装飾の見た目とかが可愛らしくて特徴的です。

宮殿内は細かい装飾がたくさんあって当時の贅沢な感じが伝わってきます。

イスラム文化の印象が強く、かつてイスラム圏だったという歴史も感じます。

宮殿の外側にはカフェがあるのですが、そこからの眺めがかなり良かったです。大西洋がよく見えます。

カフェ側から見るお城もなかなか良いです。

最後はお決まりのお土産屋さんです。ステッカーはありませんでしたが、コースター類は模様がきれいだったのでお土産に良いかと思います。

というわけでペーナ宮殿でした。全体を見るのにだいたい1時間くらいかかりました。

本当はこの後レガリア宮殿に行こうと思っていたのですが、予定よりも時間がかかってしまったことと、足の裏に大きな水ぶくれができていて坂道を歩くのが大変だったので一旦シントラ駅に戻ってロカ岬を目指すことにしました。

ロカ岬

駅前でご飯を食べてからロカ岬に移動します。

ロカ岬まで移動

ロカ岬まではシントラ駅前から403番のバスに乗って移動します。1時間弱です。

こちらもRossio駅で購入したTrain & Busカードがあれば無料で乗車できます。

ロカ岬に到着。この左手側に岬があります。

ロカ岬発のバス時刻表はコチラです。同じ403番に乗ってシントラに戻ることもできますし、カスカイスまで行くことも可能です。

私はシントラ経由で帰ったのですが、シントラ→リスボン行きのチケットはカスカイス→リスボンでも使えると書いているのでぐるっと回っていくこともできそうです。

ロカ岬観光

というわけでやってきたのだ

岬には有名な「ここに地終わり海始まる（Onde a terra se acaba e o mar começa）」という詩が刻まれた記念碑があります。ここで写真を撮るのが定番のようです。

曇ってはいましたが景色は良かったです。

水平線の先に雲がかかっていて、ここが世界の終わりだと言われたら信じそうでした。

果まで来たな、という実感があってなかなか良かったです。

岬の横にはお土産屋さんがあって、ここでユーラシア大陸最西端到達の証明書を購入することができます。

30分ほど滞在しましたが雲が迫ってきて天気も悪くなってきたのでそのままバスに乗ってリスボンまで戻りました。今思うとカスカイスに行っても良かったかも知れません。

まとめ

世界遺産シントラとロカ岬へ行ってきました。

両方含めてリスボンから日帰りで観光ができるので、リスボン滞在の日数に余裕があるなら組み込んでもいいかなと思います。

ペーネ宮殿が混みすぎてて疲れてしまいましたが、シントラはもう少しゆっくり観光したかったですね。

ロカ岬は世界の果て感があってオススメです。その分周りにはなにもないですが。

でわでわ。ごきげんよう！