みなさんこんにちは。ひやまんです。
2021年は中秋の名月と満月が8年ぶりに重なる珍しい年です。せっかくなのでちゃんとお団子作って祝おうかということになりまして作ってしまったのでご紹介します。
- お月見は平安時代から続く風習
- 黄色い団子は焼き芋で着色してみた。かぼちゃのほうが良かったかもしれない。
- うさぎ型団子はチョコペンで比較的簡単に作れる。
お月見の由来
そもそもお月見はいつからやっていてなんのためにやっているのか知らなかったので調べてみたところ、昔の中国の風習が平安時代の日本に伝わったのが始まりのようです。
中国や日本では、単に月を愛でる慣習であれば古くからあり、日本では縄文時代頃からあると言われる[要出典]。ただ、『竹取物語』には月を眺めるかぐや姫を嫗が注意する場面があり、月見を忌む思想も同時にあったと推察される。
名月の日に月を鑑賞する風習の始まりは、唐代の頃からということしか分かっていない。宋代の『東京夢華録』には身分に関わらず街を挙げて夜通し騒ぐ様子が記録されている。この風習が貞観年間(859年 - 877年)の頃、日本の貴族社会に入ってきた。平安時代の月見は徐々に規模が大きくなり、延喜19年(919年)には宇多法皇が日本独自の十三夜の月見を催した。当時の日本での月見は詩歌や管絃を楽しみつつ酒を酌む、といった雅味な催しで庶民とは縁のないものだった。この頃の月見は中国、日本ともに願掛けや供え物といった宗教的な要素はなく、ただ月を眺めつつ楽しんでいた。
Wikipedia 月見より
2,000年以上前の縄文時代から月を愛でる習慣が有ったというのはなかなかロマンを感じます。
ちなみにお団子の形は関東と関西で異なるようで、関東は丸いお団子で、関西はサトイモ型とのこと。丸いお団子は全国共通だと思っていましたが案外違いがあるものですね。
お団子作り
一人暮らしなんで買ってきたほうが明らかに手軽、かつ、経済的なのですがこういうイベントは一通り自分でやってみたい派なので粉からお団子を作成します。
お団子の素
近所のOKストアに行ったら団子用と見られる粉が売っていたのですが、3種類も有って出だしから心が折れそうになります。30秒位悩みましたが団子を作るんだからだんご粉だろうということでだんご粉をチョイス。
後で調べたのですがそれぞれ以下の違いがあるようです。米の種類がうるち米かもち米か、という違いと、それぞれの製法で異なります。
上新粉
うるち米を洗って乾燥させた後に、粉にしたもの。もち米を使うともち粉となる。
白玉粉
もち米を洗って水に浸す。水を切ったものに水を加えながら挽いていく。挽いた結果出てくる乳液の沈殿物をすくい上げて乾かしたもの。
だんご粉
うるち米ともち米を半々にして、粉にしたもの。
どれを使ってもとりあえず団子はできるようです。ただうるち米ともち米の配合によって食感が変わるようなので、とりあえず団子を作るのであればだんご粉をチョイスするのが無難かとは思います。
下記の記事が参考になります。
お月見団子の材料
最終的にこちらをご用意しました。
各材料の役割は以下のとおりです。
- だんご粉
お団子になります。 - チョコペン
こいつでうさぎを表現します。 - あんこ
団子の土台にしようと思います。 - 焼き芋
おモチの色つけに使用します。
あんこ土台に高々とそびえるおモチピラミッド、その頂上には金色に輝く満月おモチが!というのが今回の作戦です。
調理
そんなに難しくはありません。こねて、切って、茹でるだけです。
こねる
まずはこねます。
分量通り水を入れるとだいたいこんな感じになります。思ったより硬めです。
ちょっとだけ粉を残しておいて、刻んだ焼き芋と一緒に混ぜ合わせます。
芋の量が多すぎて正直ちょっと失敗でした。全然まとまってくれません。諦めて小麦粉等でもいいので水分を飛ばす何かを投入すべきでした。
整形
こねた生地を一口大にカットして、丸めていきます。
左下の消しゴムみたいな形状をしているのは後にうさぎになる予定です。
芋入りはユルユルだったのでまな板で整形はできないと判断しました。
茹でる
沸騰したお湯に投入します。
しばらくすると浮き上がってくるので、2分ほど茹でてからザルに引き上げて、冷水で冷まします。
冷ましたら適度に表面を乾かします。
最後に盛り付けたら完成です。
完成
そうして出来上がったものがこちらです。
思ったよりも量ができたので、きな粉を使って砂漠に建つピラミッドも表現してみました。
うさぎはチョコペンで線と点をつけただけですがそれなりな感じにできました。良かった。
イモ入り団子がちょっと残念な形状になりましたが予定していた結果にできて個人的には満足です。
ちなみにこのお団子ですがそこそこ歯ごたえがある感じに仕上がっていました。柔らかめがお好みの方は白玉粉で作るのが良いかもしれません。
まとめ
自作お月見用団子についてご紹介しました。今回この記事を書いていて、お月見が太古から続く歴史ある習慣というのをしれて勉強になりました。
お団子は思ったより簡単に作れますのでみなさまもぜひお試しください。
でわでわ。ごきげんよう!
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